【国境の町メ―サイの魅力】吃驚、掘り出し物体験談

チェンライに8年、チェンマイに8年間住んでいるブンシローがチェンライ県メ―サイの魅力について書きます。

ブンシローは魂のこもった手作りの一点ものを集めるのが趣味です。

現代の大量生産品ではない古いもの、すなわち古布、古着、古陶磁等を集めています。

チェンマイで一番多く集めたのですが、メ―サイで集めた物には独特の魅力を感じています。

今回はメ―サイで集めたものをご覧ください。

メ―サイの古道具屋の位置

ブンシローがチェンライ県の田舎の村に住んでいた時、メ―サイの町の古道具屋に、しばしば訪問し買い物をしました。

今回、この古道具屋で買ったブンシロー自慢のコレクションの一部を紹介いたします。

まず、最初に、古道具屋の場所を地図を用いて説明します。

青色が道路で、上の方の太い黒線がタイとミャンマーの国境線になっている川です。

メ―サイの大通りを歩いてゆくと国境検問所に到着します。

国境検問所の右側の土産物店が並んでいる細い通路に入って、進んでください。

一番奥のタイ最北端の地の記念碑の左側に階段がありますので降りてください。

川沿いの裏通りに出て約10m進むと古道具屋があります。

寂しい裏通りですので夜、女性が一人で行くのはお薦めできません。

メ―サイ古道具屋でモン族上着、刺繍古布、カレン族上着を購入

モン族の赤い上着

漆器、木工製品、仏像、古陶磁、古布、古着等が乱雑に並べてあり、清潔とはとても言えません。

店内で飼っている犬の糞が落ちていることもあります。

しかし、ほこりをかぶっていたり、汚れが目立つこれらの商品の中には、他では手に入らないような逸品もあるのです。

綺麗好きな人なら、触るのも嫌がるような汚れた古着な中からブンシローは赤い上着を見つけて買いました。

4年前に2000バーツ(7400円)で購入しました。

下の写真をご覧ください・


上着には表も裏も全面に刺繍が施してあるのです。

すべて手作りですからどのくらいの時間と労力を注いだのかわかりません。

モン族の人々は、悪霊が入り込まぬようにするため、全面に刺繍を施すのです。

刺繍の部分を見やすくするため、裏地の拡大写真の載せました。

お経の本を包むための刺繍古布

この上着と共に、下の写真の刺繍古布も1200バーツ(4440円)で買いました。

これも馬、鳥と怪獣のような生き物が全面に刺繍されています。

濃いワインカラーの部分はかいがら虫の分泌物を使って染めたもののようです。

店の女主人はお経の本を包む布であると言っていました。

カレン族のピンクの上着

さらに、カレン軸のピンクの上着も800バーツ(2960円)で買いました。

草木染の、落ち着いた淡いピンク 色に強く惹かれて買いました。

メ―サイの骨董品店で狩野元信の掛け軸発見

国境検問所の右側の通路には土産物店が並んでいますが、一番奥の方に大きな骨董品店があります。

中國の掛け軸、ミャンマーのタペストリー、古陶磁器などが並べてある広い店です。

ブンシローはこの店で中国の掛け軸を3点買いました。

店の奥の方に展示してない掛け軸が30点ほど積み重ねてあったのですが、それらを開いて、物色しているうちに狩野元信の落款と印譜がある古い掛け軸を発見したのです。

半信半疑でしたが、500バーツ(1850円)で買いました。

下の写真をご覧ください。

タイ国北端の地にどうして日本の室町時代の掛け軸があったのか不思議です。

元信は初代正信の後を継ぎ、狩野派の基礎を築き、孫の狩野永徳に画業を教えた人です。

ブンシローは第一書房刊行の大日本書画名家大鑑落款印譜編を持っているので調べてみました。

落款印譜共に元信のものにそっくりでした。

画面にみなぎる雄渾さから見て、ブンシローは本物であると思っています。

メ―サイでミャンマー産真珠を格安で購入

国境の町メ―サイであるからこそ、ご紹介したい店があります。

マンダレイ ショップという名の宝石店です。

国境検問所に向かって大通りを歩いて行くと左側にメ―サイ警察署本部があります。

POLICEという看板が出ているのわかりやすいです。

警察署の向かい側にマンダレイ ショップがあります。

メ―サイにあるこの店は支店で、本店はミャンマーにあるとのことでうす。

ブンシローはこの店で真珠のネックレスを1000バーツ(3700円)で買いました。

下の写真をご覧ください。

真珠の粒がいびつで不ぞろいですが、値段を考えればお買い得だと思います。

勿論、見事な高級品もあり、保証書も出してくれます。

別棟にブテックもあります。

宝石加工工場も併設していたのですが、今は稼働していません。

まとめ

バンコック、チェンマイの観光旅行を計画中の皆さんに、メ―サイまで足を延ばしてみることをお薦めいたします。

メ―サイでなくては、手にはいらない物もありますし、バンコックやチェンマイより格安の値段で買うことができます。

ブンシローが買った古着、掛軸、真珠はミャンマーから来たものです。

最後に付録として、上記の古道具屋で買った、ミャンマーの古陶器の写真を載せます。

日本では、ミャンマーの古陶器の写真を掲載した本はほんの少しです。

ブンシローはⅠ個、200バーツ(740円)で買いました。

 

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