リンダグラットンさんの本「100年時代の人生戦略」と若宮正子さんについて

 

 人生百年時代には年金で悠々自適はほとんど不可能で、70代80代に働かなくてはならない時代になりそうですが、あなたはいかなる対応策をお考え中ですか?

1914年生まれの人が100才まで生きる人は1%でしたが、2007年生まれの人が100才まで生きる人は50パーセントになるとのことです。

事実、年ごとに100歳以上になる人の数は増加しつつあります。

2021年度に百歳に到達した人は4万3千人でした。

定年退職の後の残された年数が30年、40年になりつつあるわけです。

従来の「教育」→「仕事」→「引退」という人生プランは成り立たたなくなることでしょう。

70代、80代になっても働くことになりつつあります。

65才で退職し、年金で悠々自適の楽隠居は望み薄であると言えます。

このような時代に直面している私たちはいかなる人生プランを立てるべきでしょうか?

リンダグラットンさんの「100年時代の人生戦略」は時宜にかなった本で、多くの人々の指針となると言えます。

若宮正子さんの実践している「パソコンで生き生きシルバーライフ」も参考になるでしょう。

ブンシローの体験談を紹介しながら人生100年時代の生き方について書いてみます。

人生百年時代の生き方をお考え中の方々に参考になれば幸いです。

リンダグラットンさんの本『100年時代の人生戦略』を読んだ感想

リンダ グラットンさんはベストセラー本「100年時代の人生戦略」の中で定年退職後の生き方として下記のような意味のことを述べておられます。

専門技術を見につけ,心身の健康を保ち、新しいステージに移行する意思と能力を持ちなさい。

人生百年時代が到来する中で、新たな学びを繰り返しながら新しい仕事に挑戦していく生き方が大切であると主張し、若い時から無形資産を築くべきであると述べています。

 リンダグラットンさんは金銭などの有形資産よりも目に見えない無形資産の方を重んじています。

無形資産とは生産性資産、活力資産そして変身資産のことです。

生産性資産とは?

生産性資産とは専門的知識とスキルのことで、AI化とテクノロジーの進化という大きな変化に適応し、自らの資産を築いて行かないと生き残れないと述べています。

今までは一つの専門知識、スキルを身に着ければよかったのですが、人生百年時代には2回、3回と新たな専門知識、スキルを身に着けて急速に進む変化に対応し70代80代にも働かねばならぬことになると述べているのです。

AI、ロボットに仕事が奪われ、新たな仕事が生まれるので新たな専門知識、スキルを学ぶ必要が出てくると述べています。

活力資産とは?

活力資産とは人に幸福感をもたらし、やる気を掻き立てる資産のことで、心身の健康や友人家族との良好な関係は長寿化時代にいっそう価値を増すことになるだろうと述べています。

特に明晰で健康な頭脳を保つことは長寿化時代に大きな意味を持つと主張しているのです。

変身資産とは?

変身資産とは新しいステージへの移行を成功させる能力のことで、テクノロジーの進化等の大きな変化に適応し自らを変化させていくことの重要性を述べて、人生の途中で何度も新しいステージへの移行を成功させる意思と能力持ちべきであると述べています。

リンダグラットンさんは、この三つの資産が人生百年時代に最も重要であると指摘しています。

この本を読んだとき、「私にはとても実行できない、実行できる人はごく限られた人だけだろう」と思いました。

ブンシローが退職後に取り組んできたこと 

凡人の私が、退職後の20年間に取り組んでたことを振り返ってみました。

驚いたことには、私なりにではありますが、ほぼリンダさんが言っているとおりに取り組んできたことに気がついたのです。 

20年のあいだに次のように変身してきていました。

ブンシローは28歳の時、イタリアルネサンス期絵画に惹きつけられ、イタリア語を勉強し、お金も貯めて30歳の時、初めての海外旅行であるイタリア一人旅を実施しました。

イタリア旅行によって益々イタリアに魅了され、イタリア留学を目指したのですが、かなわず定年退職後はイタリアで暮らすことを考えていたのです。

58才の時退職し、スクーターによるフランス田舎めぐりの旅をした後でイタリアに向かう予定で出発しました。

第一の変身について  

第一の変身はアンティックディーラー志望で、フランス旅行中は骨董商への弟子入りを考え、日本にいた時はフランスガラス製品販売で損をし、チェンマイ居住の時はタイの古陶磁を販売し、少し利益を上げました。

ブンシローの「骨董商ミッシェルとの出会い」というnote記事をご覧ください。
人生百年時代、骨董商ミッシェルとの出会い、フランス骨董事情

 

第ニの変身について

第ニの変身は夫そして父親への変身で、父親業16年間しっかりやり遂げてきています。 

3回のフランス旅行の後で、タイ旅行を実施したことによってブンシローの身に大変化が生じたのです。

念願のイタリア移住先探しの旅を中止してタイ旅行を実施した事情を知りたい方は私のnote記事をご覧ください。
人生百年、退職後の生き方、タイ国で半年暮らし、3ヶ月のヨーロッパ旅行目指す

タイ北部の田舎の村で細身、細面で、色白で目の大きい支えてやりたいと思い込ませるような22歳の娘に出会い一目ぼれして結婚したのです。

世界各地を放浪することも考えたブンシローの行動範囲は新婚時代には妻の声が届く範囲に限定されたのです。

第三の変身について

第三の変身はインターネット起業家志望で、これは現在取り組み中です。

ブンシローのnote記事「息子と共に成長」もご覧ください。
人生百年、退職後の生き方、息子と共に成長

第三の変身は、結婚し息子が誕生したため のんびりとリタイア生活を楽しむわけには行かなくなったのです。

 教訓;自分を追い込まれた状況にすれば誰でも変身せざるを得ない。

下の写真はブンシローが収集したタイ国カロン窯、スコタイ窯等の古陶磁です。
現在は骨董収集はやめてタイ古陶磁鑑賞を毎日、楽しんでいます。

世界最高齢のアプリ開発者である若宮正子さんは『人生にもう遅いはない』と言っています

若宮さん81歳でiphone用アプリ「ひなだん」作りました。  

ひな壇はお雛様を正しい位置に配置するスマホゲームです。

若宮さんは『誰もアプリやゲームを年寄りが面白いって思うことを想定して作っていない。年寄りが面白がるアプリがあってよいのでは?』と思いひな壇を作ったとのことです。

81才でアプリを製作した若宮さんはアップルCEOに招待されシリコンバレーを訪れた時、「世界最高齢のアプリ開発者です」と紹介され、国連で演説もされたとのことです。

若宮正子さんは『パソコンでいきいきシルバーライフ』とも主張しておられます

若宮さんは銀行を定年退職後パソコンを購入しプログラミングを学びエクセルアートを考案し、シニア向けのゲームアプリを開発しました。

若宮さんはパソコンそしてインターネットという翼を手に入れ年齢、性別、国籍を超えて大勢の人と交流し広い世界を知ることができたのです。

若宮さんは世界中の人たちと交流できる喜びを人々に伝える活動にも力を入れています。

若宮さんは高齢者こそデジタル技術を使って自立できる期間を長くすべきであると主張しておられます。

ブンシローも「人生にもう遅いはない」と考え、「パソコンを使って生き生きシルバーライフ」を目指しています

教員歴35年間のブンシローにとってインターネットそしてビジネスは未知の世界でした。

息子の教育費を稼ぎたいと思い77歳の時、ネットビジネスに取り組み始めたのです。

70代後半になって、新しい分野に挑戦し、新しい知識を獲得することは脳の活性化に役立ちつつあります。

特に加藤翔太さんの次世代起業家育成セミナーは高齢者にとっても最適です。

情報教材にはに、一度にドカンと大量の教材を送り、あとは自分でやってくださいというのもあります。

加藤さんのセミナーでは映像、レポートを少量づつ送ってきます。メイルも毎日のように届くのです

ブンシローは1ヶ月の無料動画で頭の体操をし、脳が活性化する経験をしました。

加藤翔太さんの「次世代起業家育成セミナー」の無料動画は高齢者の方にとっても有効ですのでお勧めします。

加藤さんは11万円の価値がある無料動画ですと言ってますが、質と量ともに充実しています。     

https://jisedai.co/lp/SZs1y

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まとめ

教員時代独身で過ごしたブンシローは60歳以降の生き方を模索するため58歳で退職しました。

58才からの20年間に体験してきたこと振り返ってみると、リンダ グラットンさんが主張している「新しいステージに向かって挑戦,変身」と共通する部分があることに気づいたのです。

ブンシローの体験談が何らかの参考にしていただければ幸いです。

 

付録、学校犬タローについて

100年時代の人生戦略についての記事を書いている時、学校犬タローのことを思い出しました.

ブンシローが教員時代に学校に住み着いた犬のタローの世話係をして生徒達から「タローのお父さん」と呼ばれていた頃のことを書いてみます。

タローは華麗な変身を遂げて17年間の幸せな生涯を送った類まれな犬です。

タローは何回も新しいステージに挑戦し、変身を遂げ女子高校のアイドル犬になり、その死後に生徒達によって葬式をしてもらいお墓も作ってもらったのです。

第一の変身;工場の番犬に見切りをつけて、家出して野良犬となる。

第二の変身;雌犬花子と相思相愛となり女子高校及び花子の家の居候犬となる。

第三の変身;花子の死後、学校の校舎内に入り込み職員会議の議題になったが、生徒達の圧倒的な支持を得ていたため正式に学校犬となる。

第四の変身;8年間、学校で暮らし生徒たちにセラピー犬として癒しを与え、女子高校のアイドル犬となる。

タローはまるで100年時代の犬生戦略もとづいて変身を遂げたようにさえ見えます。

ブンシローのnote 記事「学校犬タロー物語」をご覧ください。
学校犬タロー物語

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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