子育てしながらチェンマイの魅力を探求している78才になるブンシローです。
今回は10年前と現在のチェンマイのモン族市場の状況を紹介します。
あわせてブンシローのモン族刺繍古布のコレクションもご覧ください。
さらには現在のモン族市場の効果的利用方法も紹介します。
チェンマイ旅行を計画中の方々にとって役立てることができれば幸いです。
チェンマイのモン族市場の地図と説明
この地図はチェンマイのタウン情報新聞「チャオ」よりの転載です。
Ⓐのモン族市場は小区画に分割されていて約20の店があります。
Ⓑは道路沿いのテント小屋のような店です。
ⓒは一戸建ての店です。
モン族市場の説明
モン族市場では少数民族のモン族の人たちがモン族の民族衣装,布製品、雑貨を売っています。
今は閑散としていますが2年前までは観光客やバイヤー(大通りに店を構えている店の店主等)でにぎわっていたのです。
チェンマイの目抜き通りのブティックが多くの観光客をひきつけている要因の一つとして少数民族衣装関連の商品であるといえましょう。
少数民族衣装及びその古布を利用したリメイク品、少数民族衣装の色彩やデザインに触発された新製品がショーウィンドーに飾られ、チェンマイの町を魅力的にしていると言えます。
モン族市場への行き方
ターペー門からターペー通りをピン川のほうに向かって下り、お寺のところで左折して約200m進むとモン族市場に到着します。
10年前にチェンマイ、モン族市場の中國雲南より直接仕入れの店で買った刺繍古布
Ⓐの中の小区画に雲南より直接仕入れてくる若者の店があったのです。
前回紹介した子供、天使、子犬の刺繍古布はこの若者の店で買いました。
下の写真の装飾用の前掛け刺繍古布3点も、この若者の店で買いました。
10年前に買った下の写真をご覧ください。
今は雲南から直接仕入れるこの店はなくなってしまいました。
約10年前には上記の刺繍古布は1個300バーツ(1050円)で買うことができました。
今はこの値段では買えないだけでなく、自分もしくは家族用に作ったハンドメイドの製品そのものがわずかになっているのです。
2022年4月現在、探してみました10年前に買った刺繍古布と同じような優品はありませんでした。
類似の刺繡古布はありましたが3000バーツ(1万500円)でした。
モン族市場では化学染料を使用したどぎつい色の機械刺繍の製品が主力になってしまっています。
チェンマイ、モン族市場近くの道路沿いのテント小屋のような店について
上記の地図のⒷの店で。ブンシローは約10年前にモン族の子供服を1000バーツ(3500円)で買うことができました。
今はモン族市場では、自分もしくは家族用に作ったモン族衣服は、ほんのわずかです。
ブンシローが10年前に買った子供用上着をご覧ください。
別の子供上着の背中部分の写真もご覧ください。
10年前のチェンマイ、モン族市場と現在のモン族市場
10年前、ブンシローは地図Ⓐのモン族マーケットで上記の装飾用前掛けを買い、道路沿いのテント小屋の店で子供用の上着を買いました。
10年前はテント小屋の奥には本物の上着がずらりと並んでいました。
下の写真は10年前の道路沿いのテント小屋のような店です。
近年、本物は少なくなるばかりです。
ブンシローが言う本物とは、モン族女性が自分もしくは家族用に作った天然染料を用いたハンドメイドの刺繍古布のことです。
自分もしくは家族のために時間と労力を惜しみなく使い、愛情をこめて作った刺繍古布のことです。
現在、モン族市場で本物の衣服はほんのわずかです。
化学染料で染めた糸を使い、機械を使っての刺繍製品が主力になっているのです。
山地で自給自足的な生活をの人々人々が激減しているのですから、これからは本物の刺繍古布は減っていくばかりといえます。
2022年現在、チェンマイのモン族市場の効果的利用方法
モン族市場(地図Ⓐ)の効果的利用法
ブンシローが最近、モン族市場を訪問した時、本物のモン族祭礼服を見つけました。
佐藤瑞、雅彦著の「ミャオ族の刺繍とデザイン」に記載されている「百鳥衣」と同種のものが1万8千バーツ(6万3000円)で売っていたのです。
この百鳥衣とは「祭りの際に用いられる特別な盛装」であるとのことです。
もうすでに、資金力豊富なコレクターに買われてしまっているかもしれません。
百鳥衣を売っている店はモン族市場を大通り側から入って5軒目の店です。
モン族市場の中でこの店にだけ本物のモン族衣服が約20個ありましたが、1個2500バーツ
(8750円)から7500バーツ(2万6250円)で売られていました。
下の写真がモン族市場で売られていた百鳥衣です.
モン族市場で手ごろな値段の物として藍、ろうけつ染の綿布が売られています。
幅約30センチ、長さ約5メートルの綿布反物で1000バーツ(3500円)です。
テーブルクロスやタペストリ―として利用すれば素敵だと思います。
藍、ろうけつ染め綿布の写真をご覧ください。
すぐ隣の無地の反物は麻布で、これから希少価値が増すでしょう。
もう一つ、お買い得の商品をモン族市場の百鳥衣を売っている店の斜め向かいの店で発見しました。
草木染、手織りの麻布です。
下の写真をご覧ください。
ピンク、緑.青の麻布は1500バーツ(5250円)、無地の麻布は800バーツ(2800円)です。
このような麻布も近いうちになくなってしまうことでしょう。
モン族市場近くの道路沿いのテント小屋(地図Ⓑ)の店の利用方法
ブンシローは最近、久しぶりにモン族市場で買い物しました。
上記の地図Ⓑの道路沿いのテント小屋のような店で端切れを買ったのです。
店と、売っていた端切れの写真をご覧ください。
端切れ1個20バーツ(70円)で買って、下の写真のように並べてみたのです。
小動物の端切れは9個ですから630円、花模様の端切れは7個ですから490円です。
これらのモン族刺繍古布の端切れを額に入れるか、パネルに貼りつけて飾れば、旅の良き思い出となると思うのですがどうでしょうか?
チェンマイの土産物品店では刺繍古布を切り取り、バッグなどにリメイクした品を3000バーツ(1万500円)から5000バーツ(1万7500円)で売られています。
この時できた端切れをテント小屋のような店で売っているわけです。
チェンマイ旅行を計画中の皆様方へ
2022年3月末の現在、チェンマイの大通りに外国人観光客の姿がチラホラと目立ち始めています。
閉店中であった店やレストランも開き始め、少しづつですが活気を取り戻しつつあります。
チェンマイ旅行を計画中の皆様方に役立つ情報を、これからも発信して行く予定です。
コメント
It’s the best time to make some plans for the future and it’s time to be happy.
I’ve read this post and if I could I wish to suggest you few interesting things or tips.
Perhaps you can write next articles referring to this article.
I desire to read even more things about it!