古都チェンマイの魅力,その国際性及び歴史と文化から探る

チェンマイは人口27万にの中都市ですが、日本の地方都市では
考えられないほどの国際性、多様性を持っています。

ランナー王国時代から700年の歴史を誇るチェンマイの魅力について書きます。

下の写真はロイクラトーン祭りの時の熱気球です。

この時期、日本からの観光客も多いです。

チェンマイには欧米人観光客、長期滞在者が多い

高年齢の長期滞在者が多いのですが、若い人もいます。

本国で稼ぎ、物価の安いチェンマイで自分の好きなことに熱中して
暮らすということを繰り返している若者も結構いるのです。

チェンマイはノマドワーカーの聖地ともいわれています。

ノマドワーカーとはノマド=遊牧民のように居場所を定めずパソコン
一つで仕事をする人々ことです。

チェンマイにはカフェでパソコンを使って仕事をしている欧米人多いのです。

ノマドワーカーの投票によるとチェンマイはバリのチャングービーチ
に次いで2位 になっているのです。

また、人口27万人の都市チェンマイには七つのインターナショナル
スクールがあります。

この点からも国際色豊かな都市であるといえましょう。

山岳民族の人たちが手作りの品物を売っているのも魅力の一つです

常設のモン族市場では手作りの刺繍古布、織物が売られています。 

手作りの草木染製品も探せばあります。

時間と労力を惜しげなく使って自分用家族用のために愛情をこめて作った
作品は近い将来には探すのは困難になってしまうでしょう。

化学染料で染めた製品は一見すると目を引きますが、すぐに飽きてしまいます。

草木染製品は、目が休まり飽きることがありません。

手作り、草木染の刺繍古布を使用してステキなバッグや衣服を作り
観光客向けに売っている店も多いのです。

下の写真はブンシローがチェンライ、チェンマイで手に入れた
コレクションの一部です。

下の段、向かって右から2番目はヤフ族のズボンです。

13年前に,メーサロン近くのヤフ族の村で2000バーツで買った
のですが、現在、チェンマイではその10倍以上しています。

モン族、ヤフ族の刺繍古布等をご覧ください。

 

中國雲南地方との人そして物の交流が盛ん

チェンマイには雲南から来た人たちが販売する金曜市場もあります。

雲南地方との人と物の交流が盛んなのは当然です。

約700年から8百年前に、雲南に住んでいたタイ族が南下して
インドシナ半島に住み着いて、タイ国ができたのです。

タイ北部に成立したタイ人の王朝であるランナー王朝は一時期、
雲南のシーサンパンナ地方も領土にしていたのです。

シーサ―パンナとは「12の千の田」という意味です。

現在、シーサンパンナ地方はタイ族自治州になっています。

シーサンパンナ地方はタイ族の故郷の地でもあったわけです。

ブンシローの知人のタイ人女性Aさんは招かれて雲南の少数民族のため
の大学でタイ語及びタイ族の歴史と文化を教えたことがありました。

Aさんは雲南に住んでいた時、手作りの織物、染め物等を収集したのです。

下の写真はAさんから買った雲南のバティックです。

アンティ―ク,特に古陶磁器好きの人には超お薦めの町です

数百年前の一時期、タイ北部は陶磁器産地として栄えました。

日本ではスコタイ窯、サワンカローク窯の陶磁器が宋胡録と呼ばれ、 
有名ですが北部のカロン窯の中にも優品が多いのです。

東南アジアでも1,2を争うような優れた陶磁器が生産され、輸出もされました

目利きになれば、路上ガラクタ市で1万バーツ(3万四千円)以内で優品を
手に入れることも可能です。

下の写真はブンシローが10年かけて収集したコレクションの一部です。

年金の収入だけで子育てもしながら集めました。

左上の一角はミャンマー製です。

下に敷いてある布は約100年前の藍、型染、手織り布です。中國製です。

次のブログ記事の予告

ブンシローは先週、伝統工芸品の優品を発見しました。

麻布の上に手書きで見事な睡蓮の絵を描いた反物です。

ブンシローは独断で「チェンマイ友禅」と名付けてみました。

下の写真をご覧ください。

 

 

 

 

 

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